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あだち充 「おあとがよろしいようで」 [読書]

あだち充の画業40周年を記念して出された1冊。
赤い表紙に緑の帯の佇まいは、どう見たってクリスマス仕様。
というか、ノルウェイの森だわ。

「あだち充好きの、あだち充好きによる、あだち充好きのための記念本。」
と帯に書いてある通りの内容だった。

メインは連載作品の最終回の寄せ集め。
最初、なんだそんなのか、とがっかりしたのだが、読んでみて意外にも感激。
あだち充は最終回がいい、とは常々思ってはいたが、
最終話だけこれだけ並べ立てて読むと、一段とあだち充のスゴさを感じる。
確かにあえて最終話だけいくつも読むなんてことはしないから、
1冊にまとめてくれてあって大変ありがたい。

もちろんこれは、全作品を読んでいることが前提になるので、
(一応作品のあらすじは載っているが)
帯の言葉はそういうことか、となるわけだ。

それにしても、次々とあだちニストを狙い打ちにした商品を出す小学館。
(それもあだち先生の手間をかけないものばかり。)
恐るべし。


おあとがよろしいようで (少年サンデーコミックススペシャル)

おあとがよろしいようで (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: あだち 充
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/12/17
  • メディア: コミック



そしておまけのように載っている「あだち充大辞典」を読んでいて、
いかに自分の根本にがあだち充があったのかを改めて知った。

ささやかな例をあげれば、
息子の「圭司」と言う名前は、「圭」という字が好きなこともあってつけたのだが、
あだち作品には名前に「圭」のつく人物が何人もいたこと。
そういえばタッチに出てくる犬「パンチ」の子どもの1匹が、「チッチ」であったこと。
まぁ、うちの猫に「チッチ」と名付けたのは私ではないのだが。
その他もろもろ・・・

なんか多感な時期にあだち作品を読み耽ったから、影響は大きかったよなぁ、とつくづく実感。
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